石橋の手帖

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2022年11月10日(木)

    『テーマは松下幸之助』

    第3期の常昇塾が10月より開始し、今回が2回目となります。
    12月の常昇塾は、京都の松下資料館へ大人の遠足を予定しています。
    その為、松下幸之助さんを知ることをテーマとして今回は開催をしました。
    尚、常昇塾とは、僕が塾長を務める役職者(主任・課長)研修です。
    僕の基本的な考え方やモノの見方をレクチャーしています。
    そのベースとなるが、松下幸之助さんです。
    しかし考えてみると、社内で幸之助さん自身のコトを熱く語ったことはないように思います。
    新任の役職者のメンバー尚更です。
    という事で、幸之助さんの生い立ちから始まり、考え方の根底になる出来事などをレクチャーをしてみました。
    最近は、YouTubeなどで動画も多くありますので、動画も駆使しながら。
    江口先生に認定された松下幸之助の孫弟子からレクチャーを受けるうちのスタッフは、なんとも贅沢です(笑)。
    彼らは、人間大事の精神をしっかりと受信したようです。
    人間大事という言葉をあえて使いませんでしたので、彼らの言葉から人間大事という言葉出ませんでしたが、報告書には、その要素が響いたことを記しています。
     
    僕が最初に松下幸之助さんに触れたのは、25歳の時です。
    心得帖シリーズという本を読んだことでした。
    非常に分かりやすく書かれている内容に一つ一つ理解が出来ました。
    正確には、理解をした気になった。という事ですが、それを知ったのは大分後の事です。
    その後、ご縁があって、松下幸之助経営塾の2期生として入塾したことが、大きな一歩となりました。
    大変お恥ずかしながら、当初、その経営塾で聞いた幸之助さんの話は、「僕と同じ!」と思っていました。
    しかし、心得帖シリーズが僕の根底にあったことに気づくのには、さほど時間がかかりません。
    とてつもなく、恥ずかしい想いでした。
    知らない間に、僕の根底に無意識に根付いていた。
    が、それはあくまでも表面的な話。
    幸之助さんの言葉の表面的な理解に留まり、その本質には全く迫っていません。
    今なお、まだまだ本質を理解しているとは言い難く、何度も何度も触れる必要があります。
     
    そんな僕の昔話をしながらの解説でしたが、さすがにうちのスタッフは違和感がなかったようです。
    幸之助さんの言葉を僕なりに解釈し、この15年くらいずっと伝えてきました。
    多少の表現は違えど、本質に変わりなし。
    しかし、彼らもまだまだ当時の僕と同じで、理解した気になっている。という感じでしょう。
    この先、仕事を通した人生の中で、色々な経験をして、その本質に迫っていくことと思います。
     
    僕は、塾長として、彼らへ方向付けをするのみです。
    答えは出しません。
    自分で考えて欲しい。向き合って欲しい。
    少しレベルの高い教育だと思います。
     
    今後の成長に期待です。

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