大きな窓。

「ひだまりさんのおうちって、窓が大きいですよね。」

とよく言われる。

そう、窓は「家」と「外」をつなぐトビラ。

冬の暖かな光。

季節の匂いが風と共に、家の中を通っていく。

パッシブデザイン（建築的手法で自然エネルギーを取り込むデザイン）の

住まいでは当たり前だけど、

最近は当たり前じゃなくなってきている気もする。

外と断絶したほうがラクだからだろうか。

普段、何気なく聞くもの、見るもの。

大きな窓は、いろんなものを連れてくる。

庭のチューリップが元気なこと。

春の風、土のにおいがする風。

いろんな季節の匂いと音。

近所の子どもの遊ぶ声。

中学生が自転車で明るく話しながら走っていくこと。

遠くで電車がはしる音。

春になると水路の水が流れる音。

かえるの合唱。
最初は1匹が鳴きはじめ、数匹となり最後は大合唱。

人間と一緒。（笑）

隣のおうちの赤ちゃんの泣き声。

それすら愛おしい。

大きな窓は、いろんなものを連れてくる。

ひとりで生きていない。

みんなで、地球で、暮らしている。

「Live on Earth 」

自分だけのためじゃない、みんなのために。

自然にしぜんと「ありがとう」の日々。

大きな窓の本当の意味は、Live on Earth。

それを実感するためなのだと、私たちは考えます。