石橋の手帖

2022年12月7日(水)

    『商人道』

    昨日は、常昇塾の一環で、ひだまりグループの課長・主任を対象にした京都研修でした。
    研修の場所は、松下幸之助資料館及びPHP研究所
     
    ひだまりの役職者は立候補制度です。
    立候補し、プレゼンを行い、合格した者が2年の任期で役職者を務める。
    今年はその改選の年です。9月に新体制で発足した役職者達に、毎度資料館とPHPの見学ツアーを開催している。
     
    資料館では遠藤館長の講和に始まり、思い思いに幸之助さんの動画や言葉に触れながら想いに耽る時間を過ごす。
    PHP研究所では、7階と8階をご案内いただいている。
    8階には、根源の社があり、幸之助さんも日々自己観照した場所に触れてもらい、7回の資料庫へ。
    この資料庫には、これまでの幸之助さんの記録が残っている。
    実はここが一番触れさせたい領域。
    僕が初めてこの資料庫に伺ったのは13年くらい前。
    ここにはまだ幸之助さんが生きているとすら感じた。そんな場所。
     
    当然に、僕自身も原点に返り、自己対話を行っていた。
    学びに行くのは彼らだけではない、僕自身が一番学ばなければいけない。
    京都に行く道中で、僕は何を感じるのだろうか?と考えていた。
    あえて、その瞬間に感じたことをテーマとしようと決めていた。
     
    そんな中、僕が今回の一番の関心事は「商人とは?」という事である。
    「商人として、自分はどうあるべきか?」
    これが僕の今回のテーマとして受信をした。
    というよりも、そういったメッセージを幸之助さんから受信したといった方がしっくりとくる。
     
    幸之助さんは商人の条件として
    ①商売の意義が分かっていること
    ②お客様の心を読めること
    ③相手よりも頭が下がっていること
    の3点が重要と残してくださっています。
     
    どの言葉もシンプルな言葉であり、分かった気になる言葉。
    しかし、その本質をもっと考えてみたい。
    そして、自分なりの「商人道」を模索してみたい。
     
    また一つ、難題が降って湧いてきました。
    考えてみます。
     
    僕に限らず、参加したメンバーそれぞれに気づきがあった模様。
    報告書を読むと意味の有る時間だったことが分かる。
    あるメンバーは、
    「9年前に資料館に行った際は、仕事へのスタンスやプロとは?という言葉に関心が向いた。今回は、部下への接し方・𠮟り方などに関心が向き、ステージによって見え方、聞き方が異なる実感。また次のステージで、伺いたい」と話してくれた。
    「実感」することも大切な時です。
     

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