石橋の手帖

2021年1月23日(土)

    『報告は愛である』

    ビジネスマンの超基本的なスキルの一つが「報連相(ホウレンソウ)」
    いうまでもなく、報告・連絡・相談のこと。
    一方で、「確連報(カクレンボ)」という表現を教えていただいた。
    確認・連絡・報告の略である。
     
    個人的には「確連報(カクレンボ)」が大事であると考えています。
    確認作業は、仕事をする上ではとても大事な要素です。
    この作業が上手な人は、とにかく仕事が早い。
    逆に確認作業を怠っている人は、自己判断が元となり、
    差戻や手直しが多く、結果的に非効率になることが多い。
    思い込みが激しい人、自己解釈が激しい人は、確認作業が上手ではないと思う。
     
    その中で、報告は特に大事なスキルと思っています。
     
    経験上、報告を密にする人はレベルが高く、優秀である。
     
    実際に、僕自身も、報告を早く、正確にしてくれる人を信用している。
    なぜならば、安心できるから。
    そういった人には、次の仕事がふられ、経験値がどんどん増していく。
    また、難易度の高い仕事も任せようという気にさせられる。
     
    一方で、報告が遅い人やしない人は、こちらから聞き及ぶ必要があり、時間を取られる。
    そのため、仕事を振るときには、一瞬、躊躇や迷いが生じる。
    実は、この一瞬の躊躇や迷いの時間がいかにも無駄な時間である。
     
    報告にはいくつかの要素がある。
    ①自分のPR
    ②相手を思い図る
     
    自分の成果や進捗を積極的にPRするために報告を活用するひと。
    それはそれでいい。
    問題は②の相手を思い図ること。
     
    当たり前のことであるが、報告は、自分以外の誰かにする行為。
    つまり、相手があってのコト。
     
    この報告をしないと、困るだろうな。
    この報告をしないと、心配するだろうな。
    この報告をしないと、仕事に支障をきたすだろうな。
    この報告をしないと、恥をかかしてしまうだろうな。
    この報告をしないと、同じミスをするだろうな。
    などなど。。。
     
    相手を考えての報告が多かったりする。
     
    しかし、報告のスキルは易しくはない。
    出来ない人の方が圧倒的に多い気がする。
    そこは仕組みでカバーしようと報告がしやすい体制を敷いている。
    その甲斐あって、僕のところに情報が集まるようになってきている。
    しかし、本当は報告のスキルを磨いて欲しいと願っている。
    だから、報告は愛である。
     
    愛と表現すると、少々キザではあるが、相手への関心の度合いが強いように思う。
    愛に満ち溢れ、相手を思い図ることを意識したら、世の中は素敵になる。
    少し大げさですが、そう考えます。

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