石橋の手帖

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2023年2月1日(水)

    『目標設定に必要なこと』

    賞与支給に伴い、2日間かけて全社員との面談。
    今回の面談では「あなたの課題は何か?を僕に教えて!」という問い。を事前に告知。
    数多ある課題の中で、最も重要なコトを一つだけ。
    その告知は前日、突然に(笑)。
    これには意味があり、早め目に告知すると、考え込んで混乱をする(笑)。
    僕が知りたいのは、その瞬間のパッと頭に浮かんだこと。今回はそこが大事でした。
     
    この課題設定には、
    ①課題認識はどこにあるのか?を知りたい。
    ②僕がスタッフ自身の内情を知りたい
    の2つのテーマがありました。
     
    色々と発見をしました。
    その中で、最大の発見が、「課題が課題になっていない」ということ。
    多くのスタッフが、願望や目標あるいは、悩みになっている。
    が、彼らは課題として僕に話をしている。
     
    例えば、課題は何か?と問うと、
    「お客様のことをもっと知りたい」
    と言う答えが返って来たとする。
    残念ながら、これは願望であり、悩みであり、課題ではない。
    課題に直すと
    「お客様のことを知らない」
    となる。
    似た表現であるが、全く思考が変わる。
    この場合、本当にお客様のことを知らないのか?と、問うてみると、答えは「NO」である。
    では、何を知りたいのか?なぜ知りたいのか?と、具体的になり、細部に至る。
     
    目標設定の前に、正確で具体的な課題設定が必要
    予てから、目標設定の難しさを感じていた。
    その原因の一つが分った。
    目標設定をする際に、当然に今の課題や立ち位置を確認する。
    その際に正確に確認をしなければいけないが、そこが願望だったりするとスタートからボタンを掛け違う。
    得てして、その願望的な課題設定は、曖昧で抽象的。
    当然に、なぜ?という原因や要因の分析も曖昧で抽象的になる。
    更に、「で、何をする?」という段になっても、曖昧で抽象的な行動や実行計画を考え、納得した気になる。
    当たり前の事だが、評価も曖昧で抽象的なことを評価する為、結果は言わずもがなである。
    曖昧で抽象的な所からスタートすれば、結果も曖昧で抽象的なモノになる。
     
    日頃から、目標設定の難しさを感じて色々と試してみたが、目標設定の前の課題設定が肝になる。
     
    目標設定が上手ではない。のではなく、課題設定が上手ではない。ということ。
    言ってみれば、当たり前のことであるが、僕には大発見。
    彼らの方向性は間違っていない。課題設定をする。というプロセスと、入口が少々間違っているだけ。
    コツを掴んだ気がします。
     
    併せて、彼らが何を大事にし、どこに悩みや課題を感じているのか?を知ることができて、僕自身ができる事、やるべき事を確認しました。
     
    やはり、聞くのが一番です。
    会社や部署の課題は、僕よりも彼らのほうがよっぽど知っています。
    今後も色々と教えてもらう事とします。

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