旧中山道沿いに佇む、家族9人で暮らす二世帯の住まい
お住まい訪問レポート
K様の住まいは、昔ながらの日本家屋が立ち並ぶ地域にあります。
瑞々しい木々と芝生の緑に、黒と白のツートンカラーの外観。
どこか懐かしさを感じさせながらも新しい、そして、地域に馴染みながらも一際目を引くK様の住まいはすぐに目に飛び込んできました。
お伺いしたのは、休日の晴れた日の朝。
次男のY君と三男のS君が、お庭とウッドデッキを行ったり来たり。
元気いっぱいの姿で私たちをお出迎えしてくれました。
しばらくすると、長男のH君がおばあさんと近所で釣った魚の入ったバケツを抱えて帰宅。それを「見せて~」とのぞき込む弟たち。
そんな休日の風景に、スタッフも自然と笑みがこぼれました。
森の中にいるような住まいで、子どもたちを育てたかったというK様ご夫婦。
「自然が好きな子になってほしい。人の思うようにならない自然と付き合える子は、人との関わりの中でも痛みのわかる子になると思っています。」
そんな想いを受けてか、奥様のお父様が手作りしたウッドデッキからお庭に飛び出していってしまう子どもたち。
「家にじっとしていないから、困るんですけどね(笑)」とご主人はどこかうれしそうに笑ってい
ました。
旧宅の建て替えを考え始めた頃、地域柄、古民家風の住まいにしようと思っていたK様。
しかし、子どもたちがこれから住んでいくことを考えると、「古民家風の色合いが果たして合うのだろうか」と感じていました。
そんな時、ひだまりほーむに足を運ぶと住まいの色合いや雰囲気に「ここしかない!」と感じ、その出会いから建築までの9年間、その想いは微塵もぶれることがなかったそうです。
「旧宅のように天井を高く広々と」「部屋と部屋とがつながる無駄のない間取り」という昔ながらの旧宅の良さを引継ぎながらも、親世帯・子世帯の間を作ったことで、朝早くの外出やお友達が来たときなど気兼ねなく暮らせるようになったそう。
食事は家族そろって、広々リビングでにぎやかに。
奥様は「自分のキッチンができたのもうれしいし、そこからお庭で元気に遊びまわる子どもたちの姿を見れるのも安心でうれしい。」とのことでした。
お昼時になると、あたりまえのようにウッドデッキでごはんを食べはじめる子どもたち。
それを見守る大人たち。
木のぬくもりあふれる住まいの中で、古き良き日本の家族の姿を垣間見た気がしました。
「生活すると住まいが私たち家族に馴染んで、雰囲気や表情が変わりました。これからの変化も楽しみたいです。」とK様。
脈々と受け継がれてきたご家族の暮らしの中で、この住まいもK様ご家族と共に姿を変えながら次世代に受け継がれていくことでしょう。