家族の“つくる”を見守る、光と風がめぐる家

“つくる”が真ん中にある家族の暮らし。
光と風、そして視線がぬける心地よさ。
家族を感じながら、思い思いの時間を。

ご夫婦と、絵や工作が大好きな元気な娘さん2人。
ものづくりを愛するご家族が選んだのは、「つくる」時間と「家族のつながり」を大切にできる住まいでした。
奥様は裁縫やミシン、休日には作品づくりや販売もされるほどのパワフルな方。
建築中には博士号取得を目指して学生にもなった、芯のある素敵なご家族です。

敷地は特徴的な変形地。
その形を活かすよう、建物を雁行させて南東からの光と風を最大限に取り込む配置としました。
玄関からキッチンまで視線が斜めに抜け、さらにそこから外へも視線がクロスする設計で、実際の面積以上の広がりと奥行きを感じられます。

キッチンを中心に、家のどこにいても家族の気配が感じられるように。
リビング横には、奥様のミシンや娘さんたちの工作スペースとなるクラフトルームを配置。
キッチンからはその様子が小窓越しに見え、料理をしながら会話や見守りができるあたたかい設計です。

さらに、くつろぎの間は天井を低く抑えて落ち着きある空間に。
一方、家族の集まるダイニングは高天井とL字の大開口で光をたっぷりと取り入れ、メリハリある空間構成に仕上げました。

将来を見据えた、柔軟な間取りに。

2階の子ども部屋は、将来2つに仕切ることができるように設計。
お子さまたちの成長に寄り添いながら、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる住まいです。