石橋の手帖

2020年10月20日(火)

    『電子契約』

    ようやく準備が整い、電子契約がスタートしました。
    工事請負契約を電子契約化します。
    すでに数物件の契約を電子契約で締結しましたが、これは良いですね。
    オンラインでの契約も締結しました。
    この先、これが「当たり前化」するのだろうと思います。
    こういった取り組みへのうちの会社の速度は速い(笑)。
     
    実のところ、僕自身は結構な合理主義者だったりします。
    お客様にも、我々にもメリットが多いと思います。
    印刷をして、製本して、割り印を押して、といった具合で、準備に数時間がかかっていました。
    その時間が原則「ゼロ」になります。
     
    また、電子化されているため、お客様も契約書類の紛失などのリスクも低減することと思います。
    オンライン化が進むと、こういった時間短縮の要素が多く出てきます。
    しかし、電子契約で、なおかつ、オンラインの場合の問題が一つ。
    それは契約書約款の読み合わせてです。
    僕はこの業界に入って以降、契約時には必ず約款を読むこととしています。
    約款は、お客様を守るものであり、会社を守るものだと思っています。
    だからこそ、読み合わせを必ず行い、その後契約の締結という流れにしています。
     
    住宅会社の中には、この約款を読まない会社や読んでおいてと渡す会社など色々とあるようです。
    約款をおろそかにするのは、契約という行為をおろそかにするという事のような気がしています。
    しかし、お客様の中には、この時間が苦痛な方も見えます。。。
    難しい言葉で書かれている約款は、ただ聞いているだけだと尋問にも似た行為かもしれません。
    そこで、解説を入れながら進めて行きます。
     
    で、問題は何かというと、
    オンラインでは、その苦痛さに拍車がかかる?ということ。
    最近は、その約款も内容が充実し、A4で6ページほどのボリューム。
    どうやったら、わかりやすく説明できるかを考える必要があります。
    「読み合わせを止める」という選択肢がない中、創意工夫が必要ですね。
     
    いずれにしても、新しい取り組みを始めると、何か問題が起き、それを解決しながら前に進む。
    今回の「電子化」でも、まだまだ改善の余地がたくさんあります。
    それでも前に進むことが大事だと思います。

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