石橋の手帖

2022年11月25日(金)

    『3年ぶりの開催』

    昨晩は、ひだまり匠の会(協力業者会)の実に3年ぶりの忘年会を開催しました。
    コロナ過で、飲みに行くことも許されなかった。。。
    つくづく思うのは、僕たちにとって、飲んだり、食べたりするコミュニケーションは、最重要なコンテンツです。
    そのコンテンツを奪ったコロナの影響は想像以上に大きい。
     
    職人たちに、1年の労いや感謝を伝える。
    これが、忘年会の僕の役目。
    彼らがいてこそ、家が出来る。
    本当に大切なパートナーたち。
     
    僕らも彼らが大好きだが、彼らも僕たちが大好き。
    もっといい家にしたい。という熱い想い。
    住宅業界が厳しい中、ひだまりは頑張っている。と、逆に労われたり。
    ある大工は、
    「単価だけで言えば、もっといい会社はあるが、ひだまりの仕事をやりたい」と話してくれた。
    また、
    「俺と社長の仲やでな、無理も聞く」と言ってくれる古参の大工。
    ある職人に、なんでうちの仕事をやってくれるのか?と、聞いたところ、
    「職人は単純だから、居心地よい所が良いんだよ。ひだまりは居心地良い。その理由は、社長かも知れないし、監督かもしれないし、匠の会のメンバーかもしれない。それは人それぞれだけど、居心地がいいんだよね。」
    とのこと。
     
    本当は、彼らに感謝を伝え、背中を押そうと思っていたのにも関わらず、
    僕の方が、労われ、背中を押された。
    それは、僕だけでなく、参加したスタッフも同様のようです。
    朝から続々と上がってくる「匠の会のメンバーの声」の報告からも良く分かります。
     
    職人たちも危機感を持っている。
    この業界の原価の高騰や仕事減。
    だからこそ、「俺たちにできることはないか?」と、バックアップを約束してくれる匠の会のメンバー。
    本当にありがたいことです。
     
    それと、グッドデザイン賞を取った現場の担当した職人さんたちに賞状を見せて報告。
    嬉しそうでした。一緒に取った賞ですから。笑顔が素敵です。
     
    23年ほど前に、僕がひだまりほーむに来た頃、建築においては、本当に素人でした。
    基礎屋や、大工さん、左官屋さん、電気屋さん、水道屋さん、建具屋さん、その他にもたくさんの職人さんたちに色々と教えてもらいました。
    今思うと、一番教えてもらったのは、職人として、モノづくりの者としての「心意気」であったように思います。
    一流と二流の違いは、技術や能力が土台にあるコトはもちろんですが、その心意気に違いがあるんだろうと思います。
     
    3年ぶりに、本当に色々と話を聞き、改めてこのメンバーたちが僕の誇りであり、最良のパートナーであると、再確認をしました。
     
    飲んで、食べて、よく笑い、良く話す。
    僕たちにとって、重要なコンテンツを今後どんどん復活させます。
    パソコンの画面上では出来ないコトが、リアルにはある。
    僕らは、やっぱりリアルの中に生きる生ものです。
     
      

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