石橋の手帖

2022年9月13日(火)

    『自分と会社の未来』

    今日は、役職者立候補のプレゼン大会でした。
    少し説明をすると、ひだまりほーむでは、役職者(主任・課長・部長代理)は、立候補を行い、プレゼンをして合格した者がその職に就く制度があります。
    任期は2年で、任期満了になると一旦、職を解かれます。
    今日は、第3期立候補者30名のプレゼン大会でした。
    なんと、30名ものスタッフが立候補。約60%のスタッフに当たります。
     
    この仕組みの目的は、当事者意識を持ち、自ら会社を変え、良くしたいと願う者が先頭に立ち走って欲しいという願いから生まれました。
    任期を設けたのは、定点観測を行い、2年間を振り返り、何が出来て何が出来なかったのかを明確にするためです。
    プレゼン時間は10分間です。
    その10分間に、新しく立候補した人は、自分の職責は何か?なぜ役職者になりたいのか?課題は何か?その課題を克服するためには何が必要か?をプレゼンしてもらいます。
    現職者は、そこに過去2年間の実績を加えます。
     
    僕は、チャンスは平等に与えることをスタッフに約束しています。
    若かろうと、ベテランであろうと、関係はありません。
    自ら手を上げ、自分の想いをアウトプットできる場があるコトは、スタッフにとっては幸せなコトだと思います。
    役職者になることが大事なのではなく、「これまでを振り返り、自分で未来を考え、自分の言葉でアウトプットする」ことが、最も大事です。僕の一番の目的はここにあります。
    また、先輩や上司、同僚、後輩のリアルな話を聞くことにも大きな意味があります。
    自分との差を知り、スタッフの考えている事を知る。
    とても大事なことです。
     
    実際に、30名のプレゼンの内容は正に「当事者意識=自分事」で、自分の未来や会社の未来を考えています。
    僕自身は、本当にワクワクしました。
    今回が第3期目のこのプレゼン大会ですが、思い起こせば、第1期のプレゼンは「想い」しかありませんでした。
    今回は、その頃とは全く別の内容です。
    熱い想いは相変わらずですが、そこに業績や売上、利益をはじめとした数値が裏付けをしています。
     
    社員教育に命をかけてきた15年。
    今回初めて、「論語」と「算盤」が一致した瞬間だった気がします。
    当初は、論語(モノの見方・考え方)を徹底的に繰り返し繰り返し教え、その後、算盤(数字)を徹底的に教えてきました。器用な会社ではありませんので、同時に論語と算盤は教えられません。どちらか一方でした。
    その両輪が初めて揃った。
    今まで感じたことのない、もの凄い手ごたえを感じました。
    このメンバーはもしかしたら大化けするのではないか?
    とてもゾクゾクします。
    毎年毎年、今年こそは花が咲く!と、信じてきました。
    ようやくその時が来たのかもしれません。
     
    この先、僕が出来ることは多くありません。
    後は、彼らが具体的な実行計画を立て、実行するのみです。
    僕は、その背中をそっと押すことと、迷子になった時に探しに行くことが仕事です。
     
    うちの子は出来る子達ばかりです。
    思いっきり暴れまわって欲しい。
     
    最後に、早速スタッフからメッセージが届きました。
    こういったメッセージが本当にうれしい。
    「僕自身、具体的に伝えようと何日も悩み、上司や部長に協力を頂き、当日は緊張でがちがちのなかでしたが、必死に話をしました。皆さんの未来の展望や課題認識、具体的な施策、それぞれの想いを聞きました。大変刺激になり、改めて惚れられる人ってこういうことなんだと、すごい仲間がいるなと嬉しくなりました。
    そんな発見や、自身を見つめ現状を把握し未来を考える、大変でしたがとても有意義な時間でした。
    このような機会を若手にも設けて頂ける環境に感謝しており、お礼を簡単にですがお伝えさせて頂きます。」

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