石橋の手帖

2022年9月2日(金)

    『95周年』

    昨日、無事にテイクオフが出来ました。
    今期は、95周年を迎えます。
    いよいよ5年後には100周年です。
    その時に、我々はどんな会社になっているか。
     
    昨日の社内の方針説明会において、スタッフに
    5年後、君は何をしているのかな?
    5年後、君はどんな立場かな?
    5年後、君は成長してるかな?
    5年後、君は自立してるかな?
    と投げかけました。
     
    スタッフの力の集積が企業のポテンシャルであり、
    当事者意識を持った社員の数が
    企業の本当の力であると思っています。
    一人一人が、未来を具体的に想像してみる事が、
    当事者意識を高める、はじめの一歩です。
     
    95年という歴史は、並大抵なことではありません。
    幾人もの先輩方が繋いでくれた歴史の上に今があります。
    今を生きる我々は、しっかりと次へバトンをつなぎ、
    100周年をしっかりと迎え、
    次の100年へ歩むことが重要です。
     
    鷲見製材という会社は面白く、
    95年という歴史の中で、何度も何度も
    イノベーションを繰り返した会社です。
    初代の市右衛門さんは、材木にとどまらず、
    橋の建設や芝居小屋などを経営したそうです。
    2代目の和巳さんは、一転して事業を整理し、
    材木一本で経営をされました。
    3打目の隆夫さんは、材木の中でも、
    社寺建築用材に特化をして、会社を守ってきました。
    4代目である私は、木材を使う事を目的にした工務店を経営している。
    共通することは、その時代に必要とされることを、
    「材木」と「地域貢献」というカテゴリーで事業を運営し、変化をし続けてきたという事です。
    鷲見製材は、変化に対して、全くと言っていいほど躊躇がなく、恐れすらありません。
    そして、ダイナミックに変化を遂げます。
    それは、材木と地域貢献という根っ子の基礎土台がブレないからだと、気づきました。
    また、いつの時代も必ず「人」がテーマとなっています。
    地域貢献という言葉は、鷲見製材の歴史を振り返れば、「人づくり」を意味します。
    そういった理念や志を先輩方は、言語化する訳でもなく、感覚的に守って来たのが鷲見製材の95年という歴史です。
     
    100周年がいよいよ迫った今、改めて95年という歴史の意味を考え、スピリッツを伝え、守りながらも変化することをスタッフに伝えて参ります。
    昨日のスタッフの目は、
    しっかりと未来を見据えた希望の目をしていました。
    スタッフから送られてくる、
    決意のメッセージにも表れています。
    100周年に向かってキックオフです。
    改めて、95年という長い月日における、鷲見製材のかつてのスタッフ、お取引先、お客様、地域の皆様へ感謝申し上げるとともに、皆さま方と同じように、しっかりと守り、変化し続けて参ります。

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