石橋の手帖

2022年8月30日(火)

    『JAPANモデル』

    いよいよ後2日で8月が終わり、9月を迎えます。
    8月はひだまりほーむグループの期末であり、年末です。
    今期もお陰様で、グループ全体で売上は107%で終えます。
    スタッフ一同、ひだまり匠の会一同、本当によく頑張ってくれました。感謝申し上げます。
    一方で、原価の高騰などで痛手を負い、予定してた利益は確保できませんでした。
    これは、経営者である私の一人の責任です。
    その意味で、本当に悔しい思いでいっぱいです。
     
    そんな中、9月1日に全社員に向けた経営方針説明会を開きます。
    丸1日かけて、振返りと未来と決意を新たにする儀式的な日です。
    過去は変えることは出来ません。しかし、しっかりと振返り、分析し、課題点を明確にし、具体策を持って事に当たることは大事です。
    その上で、来期を含めた未来を展望する必要があります。
     
    毎年、長期事業構想を発表しますが、5年後いよいよ100周年を迎えます。長期計画に初めて「100」という数字が出てくることとなります。身の引き締まる思いです。
     
    この社内の経営方針説明会では、僕なりの世相や未来予測などをします。その延長線上に基本方針があります。
     
    今期は「新しい時代が幕を開けた」という話がメインです。
    僕の考える新しい時代とは、JAPANモデルの時代であると考えています。
    JAPANモデルでは、日本人らしさが本領を発揮するという事です。
    アメリカモデルや欧米モデルとも言うべき「文明を追い続け、成長発展を目指した時代」から、「文化を追い求め、精神の成長発展を目指すJAPANモデル」へという事です。
    そこで重要になるのが「情緒」であろうと思います。
    僕は「あいまいさを残した情景」と情緒を定義付けています。
    経済か自然か。というような二者択一ではなく、経済も自然も、という様に、線引きをしない「あいまい」な状態です。
    その「あいまいさ」こそが、日本人らしい生き方であり、感性であると思っています。
    白か黒かではなく、グレーも認める文化。日本人の色使いを見てもそのことは良く分かります。
    ここに、松下幸之助翁が書き残した、日本人の伝統的な精神である「衆知を集める」「主座を保つ」「和を貴ぶ」の3精神を持って、JAPANモデルとしています。
     
    それを踏まえて、来期の基本方針は、
    「人間らしさの復興。ヒューマンルネサンスを起こす」
    少々大それた方針ではありますが、来期の我々の大事な使命です。自らルネサンスを起こすという気概です。
     
    今の延長戦で見れば、様々なコトが悲観的に見えますが、時代のステージが変わると思えば、その悲観的なコトは全てにおいてチャンスと捉えることが出来るはずです。少なくても、僕はそう捉えています。僕は幸福な楽天家です。
     
    来期も、いくつかのBIGプロジェクトが始動します。
    まずは高速で動いてみる。
    を行動理念と捉え、新しい時代へチェレンジして参ります。
     
    今年1年も大変お世話になりました。
    振返れば激動であったこの時代を、皆様のお陰で無事に過ごすことが出来ました。感謝申し上げます。
    9月1日から始まる新しい年も、相変わらず、超高速で前進してまいります。
    また、9月26日には、金融機関の皆様、ひだまり匠の会の皆様、関係先の皆様、パートナーの皆様に向けた経営方針説明会にて詳しくご説明いたします。
    どうぞよろしくお願い申し上げます。
     
    ひだまりほーむグループ
    代表 石橋 常行

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