石橋の手帖

2021年12月14日(火)

    『価値のあるドロー』

    今日は名古屋国際会議場にて、新生・杉田ボクシングジム初の
    プロボクサー楢木健斗(ナラケン)のデビュー戦でした。

    4ラウンドを戦い、1-0のドロー。
    3人のジャッジの内、一人は健斗につけたが
    残り二人は同点の為、ドローという結果。

    1ラウンド目、健斗の左ジャブはとても良かった。
    フットワークも良く、今後を期待させる内容からのスタート。
    しかし、どうも拳を痛めたらしい。2・3ラウンドは少々劣勢にも見える。
    が、相手のパンチはほぼ受けていない。
    運命の4ラウンド。前に出た。必死にパンチを繰り出す。
    結果的には4ラウンドの出来がドローを手繰り寄せた。

    僕はボクシングが好きで、杉田竜平会長率いる杉田ボクシングジムを応援している。
    会社としてもスポンサーとしてバックアップしている。

    2つの拳だけで勝負をし、打たれても打ち返す。倒れても立ち上がる。
    リングに上がるまでの努力は想像を絶する。
    その姿に自分を投影する。
    自分も打たれても打ち返し、倒れても立ち上がる。
    そんな人間に僕はなりたい。
    ボクサーは
    器用な人間が勝つとも限らない。
    頭が良い者が勝つとも限らない。
    力の強い者が勝つとも限らない。
    ただただ、その時間を懸命に生きる。

    今日もそんな姿をリングで見せてもらいました。
    健斗にとって、今日のドローがボクサーとしての出発。
    中々良いスタートじゃないかな。

    尚、メインイベントは田中恒成の復帰戦。
    相手はこれまで2敗で、そのいずれもが世界戦での敗戦の強者石田匠。
    10ラウンド判定で田中恒成が復帰戦を飾った。
    距離感、スピード、重さ。
    どれを取っても一級品の二人のファイトは、見るものを魅了。
    岐阜県出身の田中恒成には、また世界を目指して欲しい。

    50前のおっさんは、若きボクサーに
    お前もまだできる。と、メッセージをもらいました。

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