石橋の手帖

2021年6月11日(金)

    『国産材100%宣言』

    僕の所属するNPO法人環境共棲住宅地球の会のSDGs推進委員会にて、国産材100%利用に向けて舵を切ることとなりました。
     
    ウッドショックが言われ、国産材への期待が高まっております。
    長年、国産材100%の家を作ってきた僕からすると、日本の林業にとって、最大で最後かもしれない大チャンスだと思っています。
     
    僕の見立てでは、外材のコストは、もう下がらないと思っています。
    この件、実の所、コロナ以前より外材の入りが悪くなり、コストは上昇を続けていました。
    だから、今に始まったことでもなく、コロナが原因でもないと思っています。
     
    外材を使う理由はいくつもあり、国産材への移行は簡単な事ではありません。
    また、林業は外材にとって代われる体制はまったく整っていません。
     
    しかし、外材利用の最大の理由のコストの問題がなくなった以上、もう、高い外材を使う理由も無くなりつつあります。
    我々、国産材を続けてきた木の家工務店や地球の会にとって、国産材の利用が増え、森の活性化や林業の復活は悲願でもあります。
     
    このように書くと、国産材をみんなが使うと差別化ができない。
    と言う声が聞こえてくるかもしれませんが、残念ながら、元々国産材を使うことで差別化は出来ていません(泣)。
     
    そんな中、僕が委員長を務めるSDGs推進委員会の提案で、地球の会こそが今このタイミングで国産材利用100%を宣言し、そこに向けて出来ることをやっていくべきであると、理事会で提案し、承認されて宣言することとなりました。
    実の所、委員長の僕自身は、お恥ずかしながら「80%を目指す!」と言う案を理事会に提出しました。
    が、大先輩の理事の方に、そんな中途半端な目標はダメだ!と、一喝されての100%の宣言です。
     
    しかし、その一喝が、とても重要でした。
    目の覚める思いでした。
    さすがです。
     
    とは言うものの、会員工務店の100%への道のりは楽なものではありません。
     
    委員会としては、
    日本の木(杉)が、健康に良いことなどの研究をしている九州大学の清水先生の研究結果などのエビデンスを会員工務店に展開をし、これまで、感覚で語っていた日本の木の利点をロジカルに説明でき、武器にできるように勉強会を行ったり、
    共同でブランド価値を高める運動を起こしたり、
    日本の木を使った、設計を研究したり、
    色々と、できることを模索し、会員さんと共にチャレンジしながら実現に向けて進めて参りたいと思います。
     
    添付した写真は、6月10日発行の新建ハウジングの紙面です。是非一読くださいませ。

    その他の記事

    石橋の手帖一覧

    • Facebook
    • Instagram
    • Pinterest
    • Youtube