石橋の手帖

2021年6月3日(木)

    『批評と批判』

    コロナ禍において、どうも、「批判家」の人が多くなっているように感じます。
    何かにつけては噛みつき、それでストレスを発散しているのかも知れない。
    SNS上でも、そういった記事やコメントを多く見ることもあり、少し、嫌気もさしてくる。
    ヤフーコメントなんて。。。
     
    一方で、「批評」という似た言葉がある。
    僕は、この批評は大切だと思っている。
    特に、建築に関わる身としては、この批評家精神を忘れてはいけない。
    建築がアートの世界に通じるゆえんだとも思う。
     
    しかし、批判と批評はまったく違うと思っています。
    正確な違いは帰っとあるんだろうが、あくまでも僕なりに整理をすると、
     
    批評には「愛がある」
    批判には「愛がない」
     
    批評は受け止めての意見
    批判は受け止めずに否定
     
    批評は自分の意思
    批判は意思ではなく文句
     
    こんな感じかな。
     
    批判には愛がないんですよね。
    相手にも、社会にも、愛ではなく憎しみにも似た何とも言えない感覚。
    ただ否定するだけで、聞いていても、見ていても気持ちが良くない。
    だから、最近の僕は距離を取る。
     
    僕は批判家にはなりたくないな。
    批評家であれ!
    と思っている。

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