石橋の手帖

2021年5月18日(火)

    『人を残す事業』

    先日のことですが、新建ハウジングが主催する若手経営者や次の世代向けのセミナー(オンラインサロン)にて、「人材育成」をテーマにオンラインで2日間話をする機会を頂きました。
     
    僕の事業観は人を残す事業である。
    人それぞれの事業観があって然りです。
    規模を目指す事業
    地域貢献を目指す事業
    知名度を目指す事業
    自己資本を増やす事業
    現預金を増やす事業
     
    正解や不正解があるものではありません。
    しかし、そのプロセスには正しいか、正しくないかはあると思っています。
     
    僕は人を残したい。
    その為に事業があると言うのが僕の事業観。
    ここで言う人とは、社員に限らず、その家族、職人さんや関係する人や地域の人という広域な解釈です。
     
    オンラインサロンでは、この10年間、諦めずにひたすらに続けてきた社員教育の歴史を余すことなく伝えたつもりです。が、今となっては、あの話をしておけば良かった、この話をしておけば良かったと思うところもあります。
     
    社員教育と言う名の社長教育である。
    社長の覚悟と勇気
    信じ抜くこと
    諦めないこと
    等々
     
    我々経営者は、社員がある日突然覚醒すると言う幻想を持つことが多い。
    実は、このことは、その通りでもある。
    確かにある日突然覚醒することがある。
    しかし、それは日々準備をし、訓練や努力をし続けた先にある現象。
    何もせずに覚醒することは絶対にない。
    その準備や努力を僕は支援する。
    これが社員教育の本質なのであろうと思う。
     
    企業は人なり。
    あまりにも有名な言葉。
    僕自身はそうありたい。
     
    まだまだ道半ば。
    である。
    が、この間の幾多の危機をその度に乗り越え、その度に強くなる、うちのスタッフはまたひとつ強くなるに違いない。
     
    経営する喜びは、スタッフの成長を感じる時。
    経営は面白い。
    経営は美しい。
    心の底からそう感じる日々である。
     
    今回、人材育成をテーマに話をする機会を設けていただいた、新建ハウジングの三浦さんを始め、轟さんや峰ちゃんに感謝です。お陰さまで、僕の10年を振り返り、まとめる事が出来ました。
    また、多くのスタッフが登壇することで、良いチャンスを頂きました。
    心より御礼申し上げます。
    結局、一番の学びを得たのは僕自身でした(笑)。

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