石橋の手帖

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2021年3月20日(土)

    『僕なりの右腕の流儀』

    僕が右腕だった頃というと、30代の頃だったかと思います。
    その当時は、怖いモノもない、休みもいらない、
    ただただ我武者羅に一所懸命に生きていた。
    そんな時代でした。
    だから、自分が「右腕」であるという自覚も感覚もなく、
    こうして振り返る事で、当時が右腕であったと自覚する有様です。

     

    しかし、その時に考えていたことや行っていたことは、
    なぜそんなことを考え、なぜそんな行動をとったのか?と言う風に深堀してみると、
    結局のところ、幼少期からの生い立ちにあることに気づきます。

     

    若い時は、相当生意気でした。
    根拠のない自信を持ち、怖いモノは何もない。
    一方で、元々が商売人の子どもであるがゆえに、
    小さい頃から商売の厳しさや働く両親の姿を見て育ちました。
    また、やんちゃで危なっかしい僕は、
    多くの人に支えられ、助けられ、励まされ、激励を受け、たくさん叱ってもらった。
    そのおかげで、今がある。
    色々な人の顔が浮かんできました。
    そんなことを気づかせてもらうキッカケになったのがこのプレゼン。
    一番多くの学びをしたのは何を隠そう僕自身でした。

     

    最終的に僕なりの「右腕の流儀」として、5つにまとめてみました。

    『僕なりの右腕の流儀』

    1.「何の為」に今の仕事をしているのか?
      誰かのために仕事をしているか?を、はっきりさせること。
    ・・・自分の子供に自分の仕事の意味意義を話できる内容か?
    仕事と志事の違いを説明できるのか?

     

    2.誰よりも自分に厳しく、誰よりも自分に負荷をかけ、その上で「結果」を出すこと。
    ・・・右腕の絶対条件は結果を出すこと。手段の問題ではなく、結果を出すこと。
    そうでなければ、周りからの信用は得られない

     

    3.自分で自分のブランドを高めること。誰も高めてはくれない
    ・・・自分の価値は自分で作り、自分でPRするしかない。
    誰かに依存し、誰かがやってくれるものではない。
    そこに覚悟が必要。


    4.他人の評価はどうでもいい、自分で自分を評価すること。誰も褒めてくれない
    ・・・自分の信念があれば(その信念は借り物でも良い)、他人と比較する必要は
    ない。他人との比較に何の意味もないことに気づけ。


    5.素直であること。
    ・・・まずはやってみる。その後考える。失敗は恐れない。
    自分のひらめきを素直に信じる
    素直さは最大の武器になる。逆にいうと、素直さがないと、最大の弱点となる

     

    僕自身が振り返った時に、当時に大切にしていた事です。
    明文化なんてしたことないし、まとめたこともありません。
    ましてや、当時こんなことを想っていたのではなく、振り返ってのことです。

     

    企業にとって、社長の右腕になる人がいるのか否かは、その後の成長にとって不可欠。
    僕の場合は、結果的に右腕だった。と言うのが正しい表現であり、右腕になろう!と考えたわけではない。
    だからこそ、もしも当時、右腕を意識したら、僕はダメになったかもしれない。
    そんなに強くないから。弱さを知っているからこそ、我武者羅になれたし、そうする以外に道はなかった。
    それでよかった。今はただただそう思える。

     

    少しだけ過去を顧み、今を生き、未来に夢を見れました。

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