石橋の手帖

2020年12月21日(月)

    『冬至』

    今晩はゆず湯のご家庭も多いことと思います。
    我が家もゆず湯。最高ですね。
     
    僕が小学生の頃は、家に風呂がなく、もっぱら銭湯通いでした。
    リアルに「神田川」の世界です。
    ※若い人にはわかるまい(笑)
     
    当時、東京には風呂のない家が多く、うちの近所にも松の湯と世界湯という2つの銭湯がありました。
    記憶では200円くらいだったかと思います。しかしその数年後は500円近かくに値上がりしたと思います。
    巨人戦のナイターが終わる前は割りと空いていましたが、9:20を過ぎると一気に混み合いました。
    そんな昭和な時代を経験していることは僕の自慢話かもしれません。
    銭湯は季節感がありました。
    菖蒲湯にゆず湯。
    小さいながらも特別な日を感じました。
    柚子で身体を擦るとツルツルに。
    菖蒲はペシペシと水面を叩き、知らない頑固親父に叱られる(笑)。
    そんな思い出を懐かしみながら、柚子を潰して、柚子の香りを楽しんでいます。
    季節を感じる日本の文化は、やっぱり素晴らしい。

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