石橋の手帖

2020年11月11日(水)

    『方針のチェック日』

    2カ月に一度の「方針(実行計画)チェック」のMTG。
    9月が期首ですので、今月は2カ月の進捗・成果の共有です。
    毎年、期首に各事業部の部長がその部の方針・実行計画を、僕との数回の面談を通して作成します。
    その方針を元に日々すすめられています。
    方針は立てただけではまったく意味をなさない。
    ということで、2カ月に一度の進捗を確認するMTGが開かれます。
     
    参加者は、各部の部長及び右腕1名と僕。
    僕の役目は、報告を受けるということ。真剣に報告を聞きます。
    2カ月に一度の開催ということで、間違った方針は即修正が出来ます。
    方針は必ずしも正解とは限りません。
    むしろ不正解の方が多い。
    それほど穴だらけの方針です。
    その間違いを知るためにも、実行が重要であり、振り返りが最重要です。
     
    各部署10分の持ち時間で、
    数字の報告から始まり、実行計画の進捗や課題と対策を報告します。
    7部門あるため、この報告だけで70分。
    タイムキーパーが時間を測定していますので、時間超過は許されない。
    10分が経過したらその時点で報告は強制終了されます。
     
    その後、参加者の質疑応答で20分ほど活発に情報交換を行い、
    最後の最後に、僕から7部門へフィードバックをします。
    全部でキッチリ120分間。
     
    僕自身は、各部の進捗報告を聞きながら、
    「うまくいっていること」や「うまくいっていないこと」の報告を受け、
    冷静に意思決定をしていきます。
     
    問題認識と課題認識及び対策が具体的でOKレベルあれば、
    基本的に流します。
    そのまま行けば良いという合図です。
     
    しかし、課題認識が甘かったり、対策が不十分であったり、
    具体性がなかった場合には少しコメントを加えます。
    2カ月後までの宿題を課すことも。
    この繰り返しでどんどん加速度を増して事業が運営されます。
     
    僕はあくまでも、次期社長を育成します。
    この数年間で、家族経営から企業経営へ随分と歩みを進めました。
    その要因は、事業そのものを各部長をはじめ、社員一同が当事者意識を持ったことが大きな要因です。
     
    その肝は、「情報公開・共有」と「数字公開・共有」にあると思います。
    会議のスタイルも大きく変わりました。
    ほぼすべての会社の数字や各部の状況は公開され共有されます。
    まだまだ不十分ではありますが、一歩一歩確実に進む社員に「あっぱれ」と言いたい。
    まだ2020年も2カ月近くあります。
    このまま突っ走ります。

    その他の記事

    石橋の手帖一覧

    • Facebook
    • Instagram
    • Pinterest
    • Youtube