石橋の手帖

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2024年9月7日(土)

    『のぞみの家 光明寺』

    医療福祉建築事業部の第1号の有料老人ホームが完成し、竣工式が行われました。
    医療福祉建築の分野に乗り出したのが昨年。
    ひだまりほーむらしい施設を作りたい。
    そこには、ある熱い想いがあります。
    実は、私の母も東京で施設に入っています。
    最初の施設はビルの4〜6階。
    施設の人はとても親切で信頼を置けます。
    しかし、閉鎖された空間であり、無機質な空間です。
    普段、岐阜の地で緑豊かに、太陽や風を感じながら暮らしており、また、そんな暮らし方を提案している身からすると、この空間は少々残念でした。
     
    よく考えてみれば、病院も同様ですが、利用者よりも、施設側の都合で建築をされているケースが多い。
    もしも、普段ひだまりが作る家の大きな家ができたら、入居さんも施設側ももっと
    ハッピーになるはず。
    そんな想いがこの事業スタートです。
     
    事業を始めてみると、施設建築は、大手メーカーが結構幅を利かせている。
    当然に無機質な空間を得意とし、企画化されている。
    我々が作る「大きな家」とは異なる。
    そんな気づきと、可能性を見出しました。
     
    今回、一宮市の「のぞみの家 光明寺」も、防火の関係などで、十分に自然素材でできなかったものの、一部の部屋は、床と天井と腰板に桧を使い、壁は漆喰仕上げ。
    また、中庭を設置することで、どの部屋も明るくなってとても気持ち良い。
    とても素敵な「大きな家」が出来ました。
     
    これから先、高齢化を迎える中で、人間の最期の場所を気持ちの良いところで過ごして欲しいと願う、家族の方も多いはず。
    そんな、優しく、暖かい施設建築を目指します。
     
    医療施設や福祉施設の他にも、幼稚園などの施設建築や店舗など、住宅以外の建築も専門のスタッフが、事業計画から設計、施工まで一貫してフォローしております。
     
    ひだまりほーむの住宅のような、施設などの建築に興味がありましたら、お声掛けください。
     

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