石橋の手帖

2020年6月17日(水)

    『失販‐しっぱい‐』

    ひだまりほーむでは、
    「しっぱい」と言う文字を「失販」と定めています。

    失敗を恐れるな。
    失敗を喜べ。
    失敗大歓迎。

    失敗に関しては、こういった想いを僕自身は随分前から社員へ伝えてきた。
    しかし、彼らは失敗が怖い。。。

    これは、育った環境や教育環境、社会環境も大きく影響していることだろう。
    失敗を許してはくれない世の中。

    しかし、一番は、僕自身が完璧主義者が故に、

    「言っていることとやっていることが一値をしていないこと」

    が最大の原因であると前から気づいていた。

    一方で、「本気で失敗をすればいい。」と思っているのも事実。

    このジレンマに随分と悩まされた。

    そこで、
    定めたことが失敗の「定義づけ」と「文字」。

    「失販」と書いて「しっぱい」と読む。

    そう。
    よく似ているが、文字が間違っている。
    それでいいのだ。
    失敗と言う文字が失敗をしている。
    実のところ、手書きで書く時に僕が良く間違えるんです。
    これを許すと言うこと。
    ひだまりほーむでは「失販」と書きます。

    また、言葉には定義が必要。
    僕の「しっぱい」という言葉の定義は、

    『イノベーションを起こす最大かつ、最高の要素であり、未来への卵である。』

    ということ。

    失販から生まれることが、いかに多い事か。
    まさに、未来への卵。

    失販を許し。
    失販を認め。
    失販を活かす。

    これが出来れば、色々なことがもっともっと面白くなる。

    余談だが、この言葉を発表した時に、ある社員が「販売を失う」と書きますね。これは良い!!と言っていました。
    僕はそこまで考えていませんでした。
    まさに、「失販」という間違った文字でイノベーションが起き、未来の卵になった瞬間です。

    失販っていいね。

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