石橋の手帖

2024年5月14日(火)

    『G-クレジット』

    岐阜県では、温室効果ガス排出量が実質ゼロとなり、気候変動の影響に適応した持続可能な社会「脱炭素社会ぎふ」を目指し、省エネルギー対策や森林吸収源対策等を進めており、このたび、岐阜県独自の森林由来のカーボン・クレジット制度「G-クレジット制度」を創設し、本日、第1回認証証交付式が開催されました。
    ひだまりほーむも「G-クレジットの森・応援パートナー」として登録し、積極的にG-クレジットを購入・啓蒙してまいります。
     
    これまでも、NPO法人環境共棲住宅・地球の会の取組みで大分県のトライウッドのカーボンを購入し、カーボンオフセットをして参りました。
    我々は、岐阜の木を「使う」ことで、岐阜の森林資源を循環させ、岐阜の森を守りたい。という熱い創業の想いで「岐阜の木で家づくり」を25年にわたり推進してきました。
    しかし、川下である我々は「使う」ことで貢献をすることが最大の使命であるものの、山や森への直接的な還元は中々ハードル難い。そこで、森林吸収系のカーボンクレジットを購入し、その購入代金の一部を山や森へ還元することにしています。
     
    これまでは、遠く離れた大分の山や森のクレジットを購入してきましたが、いよいよ、岐阜の山や森のクレジットを購入することができる。
    つまり、岐阜の山や森に少しではあるものの、お金として還元することができる。このことは、私たちにとっては、とても大きな意味があります。
    今後は、1件の構造材使用によるオフセットを概ね「1t」と設定し、全棟のオフセットを行います。
    すなわち、完成棟数×1tを行うという事です。
    まだまだ影響力は小さいですが、ひだまりで建てた家は、不完全ではありますが、カーボンオフセットを行い、カーボンニュートラルな家になります。
     
    岐阜の森を守りたい。
    岐阜の森を明るい森に戻したい。
     
    そんな我々の家づくりの源流を今後も突き進みます。
    G-クレジットは、どなたでも購入できます。
    ほんの少しの「お気持ち」が、多く集まれば、大きな力になる。
    その一役をしっかりと担って参ります。
    基調講演は、岐阜県が誇る、森林文化アカデミー学長の涌井先生。
    テーマは「今!なぜG-クレジットなのか?」でした。
    地球環境問題から、丁寧にG-クレジットの意味意義を解説くださいました。
     
    ■制度の概要
    〇県内の適切に管理された森林による二酸化炭素吸収量を「クレジット」として県が認証する、岐阜県独自の森林由来のカーボン・クレジット制度です。
    〇認証されたクレジットは、売買することができ、購入者はカーボン・オフセット等に活用できます。また、購入代金は、クレジット創出者に還元され、森林整備につなげることができます

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