石橋の手帖

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2023年5月23日(火)

    『何苦楚(なにくそ)』

    「何苦楚(なにくそ)」は「何事も苦しい時が自分の礎をつくる」という意味である。
     
    先日お亡くなりになった中西太さんの残した名言とされているそうです。
    始めて聞きました。
    なにくそ!という言葉は良く知っています。が、あまりきれいな言葉でないと認識しており、あまりフォーマルな場面では使いませんでした。
    しかし、こういった解釈があると知り、積極的に使おうと思います。
     
    苦しみは、今の自分を乗り越えるためのアラート機能
    苦しんでいるという事は、それを乗り越えようとしている証拠。
    一方で、苦しくない時は、その瞬間に満足し、安住している証拠。
    だから、苦しいって思う感情は極めて正しい。
     
    しかし、人によっては鈍感なのか?その苦しみを苦しみと思っておらず、むしろ楽しんでいるかのように見える人もいる。
    それはそれでいい。
    苦しみを変化と同義と捉えるとスッキリする。
    人間は、基本的に変化を嫌う。
    今までと同じが良い。
    人と同じが安心。
    残念ながら、それでは成長しないことは大抵の人は知っている。
     
    苦しみを楽しもうを。とは、中々思っても思えない。
    むしろ僕は、苦しみを、明るい未来への第一歩として、なにくそ!という気持ちで受入れる方が性に合う。
    どこまで行っても、昭和的な考え方であるが、多様性を認める社会であるならば、その昭和の感覚も認めて欲しい(笑)。

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