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2021年12月23日(木)

  • 設計部 中嶋 一将

インターンを通して物の価値を考える

こんにちは。

 

設計部の中嶋です。

 

今回は、、、「インターンシップ受けれいました」のお話です。

 

ひだまりほーむを就活で選んでいただいている学生を、

設計部で一日受け入れとのことで、その大役が私に!!

 

図面を書いたり、現場へ連れていくこともやりましたが、

一番反響が大きかったのが「河合銘木」さんへの銘木見学。

ここに連れていきたかったのは、私たちが向き合っているものが家だけでないということを伝えたかったからです。

 

河合銘木さんは、ひだまりほーむとも取引がある銘木屋さんです。

カウンターやテーブルなどの材料をここから仕入れ、加工などもお願いすることがあります。

板を前に並ぶ学生の皆さん。

奥の大きな板が1000万クラスの板と聞いてびっくり!!

私もびっくり!!

 

また板の良し悪しを、直接レクチャーを受けて学びました。

私も初めて聞く内容があり、改めて木の奥深さを感じます。

 

「今のお客様がこの板がよいかどうかという目利きというはできないと思う。そうなると同じ種類の板というだけで、価格が安い物が選ばれてしまう」

話の中で河合銘木の方からそういった言葉がありました。

 

さかのぼってみれば、職人の祖父はこの板はいい、この設えはいいなと人の家を見てよく話していました。

建材があふれている今の世の中では、だれでも同じ品質が求められますが、

そうなると素材の格や良し悪しというものは、二の次になります。

本当は良いものであっても、その価値が伝わらないかもしれません。

でもそれらを私たちの祖父のころには当たり前に大切にしてきた価値観でもあったのです。

 

例えば木目が細かいとなぜ良い板なのか。

それは長くゆっくりと大切に育てられた木だからこそ、そういった木目になります。

1年や2年でどうにかなる話でなく、100年以上の手間がそこにはかかっています。

そういった価値を知ったうえで、価格をみれば、それだけのものというのが分かってきます。

 

だからこそ、お客様に実際に足を運んでいただき、見て頂き、そうやって板をみるということをわかってもらって、

選んでいただくのが大切なんだとしみじみ思いました。

 

学生の方からも「こういった銘木屋さんが知られずに、本当に良いものが使われなくなっていくのはもったいない」というような声もあったようで、

連れていってよかったなと思う1日でした。

 

少し固めな話になりましたので、次はもう少し軽い話ができればと思います。

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