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『今頑張らずして』

『今頑張らずして』

  • 社長ブログ

今頑張らずして、いつ頑張るのか?
最近、特にそう感じています。

 

働き方改革なる取り組みが、
悪い方向に向かっているように感じています。
本来、働き方改革の本質は
仕事の質の問題と捉えています。
しかし、労働時間の短縮、効率化、
合理化が目的となっている。
それらは本来、質を高める為の手段であるはず。

 

高い質の仕事が出きるようになるには、
ある程度の時間がかかる。
若年者や経験が不足している人は、
質を高めるために量がいる。
がしかし、
その量と時間がリンクしているがため、
量が圧倒的に不足する。
結果、質は上がらない。。。
これが働き方改革の悪いスパイラル。

 

このスパイラルの先にあるものは、
競争力の低下や弱体化。
日本経済の停滞はこうして起きているのではないか?
インフレにより、賃上げが必要であるが、
競争力が低下し、弱体化している企業は、
そんなことは出来ないはず。

 

だからこそ、僕は誤解を恐れずに言えば、
うちの社員に「もっと働こう」と呼び掛けている。
質を上げるために、今頑張るべき。

 

明治維新後の先輩方も、戦後の先輩方も、
どん底の状況を明るい未来を夢見て
「今を頑張る」で、イノベーションを繰り返してきた。

 

今この時代は、まさにその時と同じ。
これまでの社会構造が崩壊し、振り出しに戻った。
常識が非常識になり、非常識が常識となった。

 

今頑張らずして、いつ頑張るのか。
今の頑張りの先に未来がある。
非効率の先に効率がある。
量の先に質がある。

 

そんなことを思う、相変わらずの昭和チックな今日この頃です(笑)。