『想いを引き継ぐ』
- 社長ブログ
昨日、関ケ原製作所の創業者宅の再建及び、コミュニティー施設のCafeMiraiの新築工事の地鎮祭でありました。
ひだまりほーむは、その設計(武川建築設計事務所)と施工を請け負い、この間に何度も打合せを重ねてまいりました。
創業者・矢橋五郎さんの想いを現在に引き継ぐというプロジェクト。
打合せは、矢橋昭三郎会長の想いを何度も何度もうかがうことが主です。
関ケ原製作所は、人間村カンパニーを目指し、企業の目的を利益だけでなく、人々が出会い・学び・感じることで高めあうことを目的としている企業。
特に、アートを社員や地域の方に触れてもらうことで、感性を高めている。
実際に、関ケ原製作所の敷地内には、彫刻や絵画などが点在している。
また、工場だけではなく、複数の建築物があり、その一つ一つは美術館であったり、カフェであったり、ゲストハウスだったりしている。
いわば、関ケ原製作所の世界観は、地域に点在し、その全体が芸術空間となっている。
今回、我々が設計し、建築する創業者宅やCafeMiraiも、その芸術空間の一部であり、この壮大なプロジェクトに大きな役割を持っている。
相当なプレッシャーが重くのしかかった仕事。
何故、矢橋昭三郎さんは、ひだまりほーむに設計と施工を依頼してくれたのか?
ずっとこの問いを考えていた。
全然レベルは違うモノの、関ケ原製作所と同じように、我々ひだまりほーむも、人間をテーマにした事業を行っている。
そこに、共感してもらえたんだろうと思っている。
昨日、地鎮祭の後に、昭三郎さん主催のパーティーがゲストハウスで行われた。
実は、このゲストハウスも我々がリノベーションをした建物である。
その時に、昭三郎さんが「ひだまりほーむを気に入っちゃった(笑)。」と。
その顔は満面の笑顔であった。
ここまでの笑顔を見たのは初めてであった。
創業者 矢橋五郎さんの「会社はみんなのもの」という想いを咀嚼し、勤労と生活は同じであり、その生活自体はアートであるという難解なテーマを一所懸命に理解したつもりで設計した建物。
いよいよ始まります。
楽しみです。
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