『徳を持って制する』
- 社長ブログ
個人合宿最終日です。
岐阜グランドホテルに4日間籠って経営計画を作るようになり5年。
窓からは、清流・長良川と織田信長がいたであろう金華山と岐阜城が見えます。
夜は鵜飼が見えるこの場所。
織田信長公のように「天下布武」を目指す気分でいます。
天下布武の意味は、武を持って天下を統一する。というのが一般論の解釈のようですが、
武とは徳を指し、徳を持って天下を統一する。という解釈もあるようで、僕はそちらの解釈を採用しています。
徳を持って制する。
これが出来たら、僕は経営者として一人前になれるはず。
そんな想いで、この地を個人合宿に選んでいます。
今回の合宿では、前半はWOODYYLIFEと、WAY OF LIFEの今期の振り返りと、来期の計画をひたすら考えます。
後半は、ひだまりグループ全体の様々な方針を見直したり、修正したり、加筆したりに時間を費やします。
出来たことは何か?出来なかったことは何か?なぜ出来たんだ?なぜ出来なかったんだ?と、ひたすら自問自答の時間。
この時間が僕にとって、とても尊い時間。
色々なことが、シーンとなって思い出されます。そこには、喜んでいるスタッフの顔や、不安そうなスタッフの顔があります。
僕の最も大事な仕事は最終責任です。
仕方がない。では済みません。お客様、スタッフや職人さんや関係者がHAPPYになる為に責任を取らなければいけない。
その一つの答えが、この経営計画にあります。僕の責任の取り方です。
過去を曇りなき眼で顧みて、未来を想像する。
事の本質は何か?真因は何か?
併せて、年間の事業計画のカレンダーも自分で作成します。僕はよく人に「忙しいね」と言われますが、忙しいのではなく、年間の予定が決まっているだけです。だから、急なスケジュールに対応しづらい。すでに来年のこの個人合宿に日程も決まっています。チェックアウト時に予約して帰ります。
来期も、ひだまりグループ全体の「立派」な経営計画ができました。
計画は立派であれば、次は立派な行動をするのみです。
絵に描いた餅は食べれません。
しかし、絵を書かなければ進まないのも事実です。
面白いことに、考えているよりも歩みが遅いのが玉に瑕ですが、絵に描いた通りに事は進んでいます。
ここから先の8月は、9月1日の社内に経営計画を発表するための準備に入ります。
9月26日には、対外的に発表をする経営方針説明会があります。
この立派な計画を、分かりやすく伝え、その気になってもらい、スタッフや関係者をワクワクさせるための準備期間です。
実は、この準備期間が一番悩ましい時間だったりします。
言葉と、感情と、文章と、ビジュアルで、あの手この手で、どうやって分かってもらうか。
ここが試金石。