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『年の瀬が近づき』

『年の瀬が近づき』

  • 社長ブログ

2020年も残り20日を切りました。
昨年の今頃は、まさかこんな状況になるとは考えてはいませんでした。
実のところ、本来ならば、2020年は海外に目を向ける年だったんです。
「海外で職人を育てる」という僕の夢への一歩でした。
その為の視察を春から夏にかけて、数か国予定をしていました。
しかし、コロナのお陰?ですべてが白紙に。
時期尚早という神のお告げだろうということと捉えています。
数年間、先送りにすることとしました。いつの日かまた。

 

一方で、コロナとは関係なく、粛々とやるべきことを進めてきた一年でもありました。
ブランドの再構築や、情報共有と収集のスピード、PDC(L)A(RP)の高速回転化、
HidamariGramプロジェクトの始動、環境整備プロジェクトの定着、
今まで経験したことのない大プロジェクトの設計施工の請負・・・

 

先日、某新聞社の記者さんから「コロナで何か変わったか?」と尋ねられました。
その答えは、「何も変わらない」ということ。
実のところ、何一つ変わっていません。
変わったことといえば、やるべきことのスピードが増したことくらい。

 

10年前の社長就任以降、「社内の体質の改善」を図るべく、様々な取り組みをしてきました。
結果論ですが、コロナ禍において有効打になったことが多かった。
運が良いとしかいようがありません。

 

特に、全社員の数字に対するアプローチは、5年くらいかけて醸成してきた。
今現在では、全社員に経営数字が公開されています。
僕の見る数字と社員が見る数字は基本的に同じであります。
会議のやり方も変え、情報が集まる仕組みに変えたので、情報共有がスピードを増しています。
また、コロナ禍において、数字を把握しているから「正しい危機感」が芽生え、コロナ以前よりもいい会社になっています。

 

当時、情報公開と情報共有が進んだことで
「目に見えない不安」ではなく、
「目に見える不安」でした。
だからスピーディーに行動に移せた。
社員の頑張りにただただ頭が下がる思いで、感謝をしています。

 

さて、来年はどうなるのか?
僕の来年のテーマは随分前から決まっています。
来年は、3年程度かけて会社を根本的に変える年の初年度です。
新しいひだまりほーむへの第一歩。

 

今期ブランドを先行して再構築しましたが、
次は本丸の「会社全体の再構築と再定義」に駒を進めます。
商品構成、既存事業、新事業、人材最適化、仕組み、収益構造・・・
この20年間に積上げてきたを、
僕自身の信念である「人間大事」の視点で見直し、修正・変更・追加を図っていく年です。
特に、社員一人一人を「社員稼業として自立」をさせ、
「個人のブランド力を強化」し、
「個の力を最大化」したく思っています。

これは、僕の極めて本質的な考え方であり、いよいよその段階まで社員が成長をしてきたと感じます。
全社員には心から敬意を表したい。
すでに、準備は整い、一部スタートを始めています。

 

世間では、2021年はどん底になるとの憶測も聞きます。
僕も同様に思います。
今年は何とか耐えたことが、不満やねたみ、絶望となり、覆いつくす気がしています。

 

しかし、今の僕自身は、あまり気にしていません。
少々我がままに聞こえますが、
自分が好きなように、
自分がやりたいように、
自分が感じたように

経営を進めて行くことが大事と考え、気楽なものです。

 

あつい雲が覆うどんよりした空ならば、僕自身は太陽でありたい。
社長に就任し10年間、ずっと同じように思ってきました。
地を耕し、肥料をまき、水を与えてきた。
その中で、僕の役割は「太陽」。

 

どんなに曇っていても、
どんなに雨が降っても、
どんなに風が吹いても、
太陽が僕自身であるならば、必ずや、その光を届けられる。

 

そんな想いの10年間でした。
2021年も同じことの繰り返しです。
今年も残り20日。
早く2021年がスタートしないかとワクワクしています。
来年も頑張ります!