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古材を生かす=想いをつなぐ

こんにちは!設計部の竹中孝美です。
久しぶりのブログ投稿です。

先日、設計を担当しているN様邸の現場にて大工打ち合わせを行ってきました。
大工打ち合わせとは、大工工事が始まってから大工さんと現場にて図面と現場を確認しながら納まり等をすり合わせして決めていく打ち合わせです。

N様邸においては、床の間に北山杉の絞り丸太を用いており、それに絡む造作など、詳細図を起こして現場で打ち合わせてきました。

写真はその時撮った玄関框のものです。一見普通の框ですが、実はこれは既存の母屋の大黒柱でした。
N様のお家はもともとはN様のお父様が建てられたお家でした。
そのお父様はもう亡くなってらっしゃいますが、柱をどこかに使ってほしいと言うN様のお母様のご要望があり、玄関框として再利用することになりました。

N様ご家族をずっと見守ってきた大黒柱。
焼けて色は赤くなっていましたが、磨いてもらいこんなにきれいになりました。
また新しいお家でもN様ご家族を毎日見守ってくれると思います。
毎日通る玄関。
「いってらっしゃい」
「おかえり」
きっとそう言っていると思います。

この材料にはいろんな人の想いが込められています。
1番最初、これを残したいと言う思いを受け止めた営業担当の想い、
建物を解体した人の丁寧に扱おうという想い、
しっかり保管しようと言う現場監督の想い、
きれいに磨こう、きれいに収めようと言う大工の想い、
そして私の想い。

リレーのようにつながった大黒柱。

設計は、想いを受け止めつないでいく仕事。
改めて素晴らしい仕事をさせてもらっていると感じた1日でした。

既存柱

既存柱が玄関框に。

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