石橋の手帖

2022年12月23日(金)

    『継続』

    年の瀬になると、来年はどういう年に「したい」かに想いを馳せます。
    どういう年になるか。
    ではなく、
    どういう年にしたいか。
    が重要。
     
    結論から言えば「継続」に尽きる。
    やり続けるということ。
     
    コロナ禍で変化や変革の速度が速まった。が、実のところは、コロナ以前より進めてきた改革。
    5年ほど前に、会社の、僕自身の、事業や想いを一旦リセットし、ゼロベースから再定義をした。
    結局は、微調整は必要だったが、なにも変わらない。と言うのが答え。
    しかし、一旦リセットした事に意味がある。
     
    一方で、目で見える変化が必要だった。
    目で見える変化を感じ、スタッフは僕の本気度を図るに違いなかったからである。
    その象徴が、社長就任以来書き続けた経営計画書及び様々な想いのこもった各方針を全て破棄し、捨てたこと。
    厚かった経営計画書が薄っぺらい物に変わった。
    そう言えば、会社のロゴも変えた。
    歴史と伝統を重んじるモノになった。その流れの中の95周年である。
     
    その後は、加速度を上げて、色々な事業に着手。
    リノベ分社化、不動産、カフェ、弁当屋、人材育成コンサル、人材紹介、医療福祉建築、家具ブランド。
    既に2本足で自立した事業もある。
    まだまだ、よちよち歩きの事業もある。
    そして、人材育成のステージのアップ。
    役職者立候補制度、常昇塾、環境整備、改善活動、ボトムアップのPDCLA、週次報告、データポータル化で数字の即日見える化。
    インフラも整えた。
    iPhoneやiPadを全社員に支給し、DX化へのインフラの体制を築いた。だから躊躇なくどんどんとDX化を進めた。
    紙ベースの書類はほぼ無くなった。契約書は電子化され、判子はもはや要らない。どこでも仕事が出来る。
     
    これら全ては、コロナ前の、この5年に始動したこと。
    それ以前から根っ子塾なども行っている。もう10年になる。
     
    さて、来年は。。。という話しであるが、これらの全ては「種まき」であり、目的ではない。
    目的はあくまでも人づくりと幸せづくり。
    その種を育てることを「継続」する年。
    これまで通り、慌てず、焦らず、じっくりと諦めずに育て続ける。
     
    新しい事を始めるのは、いかにも簡単です。誰にでも出来る。
    が、続けるのは本当に難しい。
    しかし、僕は続けることが得意だったりする。
    その事はあまり知られていないようだ。
    僕はアグレッシブで、いつも新しい事をしている。と言うように、攻めの部分がクローズアップされることが多い。
    僕の名前は「常行」。常に行くと書く。
    まんざら間違ってはいない。
    が、本質は全くの逆。
    しつこく、面倒臭く、理屈で動き、執念深く、諦めが悪い。
    そう言った取組などを実行してもらい、理解してもらう為に、「感情」と「熱量」で伝える事が僕の流儀である。
    ここに来年の活路を見いだした。
     
    2023年も相変わらず、トライし続け、そろそろ、一部の実を収穫するステージに入る。
     
    僕の好きな言葉の一つが、
    吾、唯、足るを知る。
     
    これまで、色々と着手してきた。
    足るを知る。という想い。
    コロナのお陰で、速度が速まった。
    仕上げのステージ入ろう。
    仕上げが完了すると、我々は全く別の会社になってるはずである。
    しかし、完了を急がず、慌てない。
    まだまだ時間はかかる。
    そんな想いである。
     
    今年もあと少し。
    心静かに新しい年を迎えたい。

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