石橋の手帖

2022年3月30日(水)

    『点火』

    現在、福井県の建築会社で幹部研修を行っている。
    現在4回目を終了。
     
    社長は燃える組織を作りたい。とのご希望でした。
    という事で、会社を良くしたい!という熱い当事者意識を持った幹部を育てるのが本研修の目標。
     
    当事者意識を持った幹部が欲しいというのは、どの経営者でも願う悲願である。
    意外にも幹部を育てるという事を経営者はあまりしない。
    育つ人は、勝手に育っていっている。というのが実態だったりする。
    しかし、そうは簡単ではない。
    幹部という「人」は、野菜とは違い、勝手には育たない。
     
    何をどう育てるのか?
    僕の基本的な教育スタンスは、
    「自分で考えること」
    「自分で結論を出すこと」
    「自分で行動すること」
    にあります。
     
    その前提となるのが、社長のビジョンや理念への理解とその深度。
    ここを踏み間違えると、間違った方向に走り出し、収拾がつかないコトになりかねない。
    だから、僕の研修の1回目は、社長に思いっきり未来を語ってもらい、ビジョンを示してもらう。
    それは大きければ大きい方が良い。
    現状では手の届かない未来の方が良い。
     
    その想いを共有したうえで、
    「で、どうするの?」
    という問いになる。
     
    もしかすると、多くの会社はビジョンや戦略を幹部自信が「考えてはいけない」「社長が考えるモノ」と思っている節がある。
    なぜならば、考える機会がない。
    だから、研修の場が必要となる。
     
    自分で考えるから、面白い。
    自分で考えるから、腹落ちする。
     
    実際に、参加者の声からは、
    「各自心得を考え、検討し、決める。普段はやったことがない良い機会をいただきありがとうございました。」
    「自分の仕事、役割、心構え、真剣に考えたりって何かがないとしないですね。考えて明確にするの書いた事、言ったことの責任を感じます。うまく乗せられたなと思います」
     
    確実に、幹部社員の皆様の心に火が点火しています。
     
    次回の最終回は、決起集会を予定しています。
    一人一人の炎を集め、大きな炎とし、「燃える組織のはじめの一歩」としたいと思います。

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